こんにちは!デンタルサロン・プレジールの歯科医師、中村です。
いつも「歯医者さんがホンネで薦める審美歯科ここだけの話」をご愛読いただき、ありがとうございます。このコラムでは、お口の美容と健康に役立つ話題を、皆様の歯の健康に少しでも役立てるよう、毎回ひとつのテーマを選んでお話しさせていただいています。
- 歯をキレイにしたいけど、健康な歯を削るのは抵抗がある……
- 歯の色やちょっとした隙間が気になるけど、大掛かりな治療はしたくない
- 短期間で、なるべく歯に負担をかけずに印象を変えたい
このようなお悩みをお持ちで、審美歯科治療をためらっている方はいらっしゃいませんか?
実は、歯をほとんど削ることなく、歯の色や形、歯並びの印象まで美しく整えることができる「貼るタイプの人工歯」という選択肢があります。当院デンタルサロン・プレジールでも、この「削らない治療」に関するご相談を非常に多くいただいています。
これは、薄い人工のシェル(歯)を専用の接着剤でご自身の歯の表面に貼り付ける方法で、まるで歯のネイルアートや付け爪のようなイメージです。
この記事では、この「貼る人工歯」の魅力や、どのようなお悩みに対応できるのか、メリットと注意点を詳しく解説します。
「貼る人工歯」で得られる4つの大きなメリット
歯を削らずに、または最小限の処置で歯を美しくできる「貼る人工歯」には、主に以下の4つの大きなメリットがあります。
1. 最小限の侵襲で理想の白さと美しさを実現
ホワイトニングはご自身の歯の色を薬剤で明るくする方法ですが、元々の歯の色が濃い場合や、歯の内部からの変色(例:テトラサイクリン歯)には効果に限界があることも。
また、セラミッククラウン(被せ物)は高い審美性を得られますが、歯を大きく削る必要があります。
一方、「貼る人工歯」は、基本的にご自身の歯にシェルを貼り付けるため歯へのダメージが非常に少なく、それでいて理想的な歯の色や形、透明感を手軽に目指せるのが最大の魅力です。
歯の形成期にテトラサイクリン系の抗生物質を摂取したことが原因で起こる歯の変色のこと
2. 高い安全性と耐久性、万が一の補修も可能
人工歯とご自身の歯の接着には、身体に安全な歯科用の強力な接着剤を使用します。適切に装着されれば日常生活で簡単にはがれる心配は少なく、一般的には長期間にわたり美しい状態を維持することが期待できます。
万が一、欠けたり取れたりした場合でも、状態によっては再接着や修理が可能な場合が多いのも安心な点です。(※耐久年数や補修の可否は、お口の状態や生活習慣、使用する素材により異なります。)
3. 治療期間が短く、忙しい方にもおすすめ
歯を大きく削るような処置が不要なため、治療全体の期間が比較的短期間で済みます。虫歯や歯周病などの事前の治療が不要な方であれば、カウンセリングや型取り、装着などを含め、通常2~3回程度の通院で治療が完了すことが多いです。(※治療回数や期間は、お口の状態や治療計画によって異なります。)
4. 歯の色から隙間まで、幅広いお悩みに対応
「貼る人工歯」は、歯の色を白くするだけでなく、以下のような様々なお悩みにも対応できます。
このように、歯を削らずに多くの見た目のお悩みを改善できるのが「貼る人工歯」の大きな可能性です。

歯を削らずに色や形、ちょっとした歯並びまで改善できるというのは、患者さんにとって本当に嬉しいポイントですね。治療期間が短いのも魅力的です

そうですね。特に審美治療に関心はあるけれど、歯を削ることに抵抗がある方や、忙しくて何度も通院できないという方に、大変喜ばれていますよ
「貼る人工歯」のデメリットと注意すべき3つのポイント
多くのメリットがある「貼る人工歯」ですが、万能というわけではなく、いくつかのデメリットや注意点も存在します。これらを理解せずに治療を受けると、期待した効果が得られなかったり、後でトラブルになったりする可能性もゼロではありません。
強い歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は破損リスク
非常に薄いシェルを貼り付けるため、夜間の歯ぎしりや日中の無意識の食いしばりが強い方の場合、シェルが割れたり欠けたりするリスクが高まります。該当する方は、治療前に歯科医師に相談し、マウスピースの併用などの対策を検討する必要があります。
大幅な歯並びの「移動」はできない
「貼る人工歯」は、歯の表面の形や大きさを調整することで、ある程度の歯並びの「見た目」を改善することは得意です。しかし、歯の根の位置そのものを動かすような、本格的な歯列矯正治療とは異なります。
そのため、骨格的な問題が原因の著しい歯並びの乱れや、歯を大きく移動させる必要があるケースには適応できません。
噛み合わせの根本的な修正には不向き
あくまで歯の表面にシェルを貼り付けて審美性を向上させる治療法なので、噛み合わせのバランスを根本的に治す機能はありません。不適切な噛み合わせが原因で他の問題(顎関節症など)が起きている場合は、まず噛み合わせ治療を優先する必要があります。

なるほど。手軽に見えても、やはり適応症例を見極めることが大切なのですね。患者さん自身が「自分は大丈夫だろう」と安易に判断するのは危険かもしれません

その通りです。必ず事前に歯科医師による精密な診察とカウンセリングを受け、メリットだけでなくデメリットやリスクもしっかりと説明を聞いた上で、ご自身に最適な治療法か判断していただきたいですね
歯を削らない選択肢!プレジールの「ティーシーズ」とは
これまで「歯に貼るタイプの人工歯」としてお話ししてきましたが、実はこの治療法の中でも、従来からある「歯の表面を少し削るタイプ」のラミネートベニアと、近年注目されている「歯を全く削らない、あるいはごく僅かな調整に留めるタイプ」のものが存在します。
従来のラミネートベニアも優れた治療法ですが、やはり「わずかでも健康な歯を削る」という点に抵抗を感じる方が少なくありませんでした。そこで当院デンタルサロン・プレジールが長年の経験と技術を結集してご提供しているのが、歯を削らない「貼る人工歯」である「ティーシーズ」です。
「ティーシーズ」の主な特徴
歯を削らない
健康な歯を傷つけることなく、そのままの歯に装着できます。(※お口の状態により、ごく稀に歯の形態を整えるための最小限の調整を行う場合はあります)
完全オーダーメイド
患者様一人ひとりの歯の色、形、大きさ、そしてお顔全体のバランスを考慮し、理想的なシェルを精密に設計・製作します。
極薄でも高強度なセラミック素材
天然歯のような透明感と色調を再現しつつ、十分な強度も兼ね備えています。
精密な装着技術
専用の接着技術を用い、歯とシェルを強力かつ安全に一体化させます。
なぜ歯を削らずに美しくできるのかというと、それは極めて薄く(コンタクトレンズ程の薄さも可能)、かつ精密に作製されたシェルと、それを確実に歯に接着させる技術があるからです。この技術により、歯を削ってスペースを作る必要がなく、天然歯を最大限に保護しながら審美的な改善を目指せるのです。
テトラサイクリン歯の濃い変色やすきっ歯、小さな歯(矮小歯)など、これまで歯を削る治療が一般的だったお悩みに対しても、「ティーシーズ」は新たな解決策を提示しています。

ティーシーズは、まさに「歯を傷付けずに美しくしたい」という患者さんの願いを形にした治療法ですね。当院のこの技術には、長年のこだわりが詰まっているのを感じます

ええ、その通りです。患者様の大切な歯を守りながら、最高の笑顔を引き出すお手伝いがしたい、その一心でティーシーズの開発と改良を続けてきました。ご興味のある方には、ぜひその魅力をお伝えしたいですね
まとめ:「貼る人工歯」で、歯を削らずに理想の笑顔へ
「歯に貼るタイプの人工歯」、特に歯を削らない「ティーシーズ」のような治療法は、歯への負担を最小限に抑えながら、歯の色や形、ちょっとした歯並びといった見た目のお悩みを短期間で改善できる、非常に魅力的な選択肢です。
しかし、どんな方にも適しているわけではなく、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。私の歯の悩みも、削らずにキレイになるのかな?」そう思われたら、まずは審美歯科治療の経験豊富な歯科医師に相談してみましょう。
あなたの歯の状態やご希望を丁寧に伺い、最適な治療法を一緒に見つけてくれるはずです。
歯を削らずに笑顔を変えたいですか?デンタルサロン・プレジールにご相談ください
- 「歯の色が気になるけど、ホワイトニングだけじゃ満足できないかも……」
- 「すきっ歯や欠けた歯を、歯を削らずに治したい」
- 「できるだけ短期間で、自然で美しい歯を手に入れたい」
もしあなたが、歯を削ることなく、もっと自信の持てる美しい口元を目指したいとお考えなら、ぜひ一度、デンタルサロン・プレジールの無料カウンセリングにお越しください。
悩んでいるだけでは、残念ながら歯の見た目は変わりません。間違った情報や自己判断で後悔する前に、まずは専門家である私たちにご相談いただくことが、理想の笑顔への第一歩です。 当院の「ティーシーズ」なら、あなたの歯を傷付けることなく、長年のお悩みを解決できるかもしれません。
7,000件以上の審美歯科症例と、特に「削らない治療」に豊富な実績を持つ院長が、あなたに最適なプランをご提案します。