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歯を食いしばってしまう原因とは?

2022.12.01

噛むチカラ

歯ぎしり

寝ている間に歯ぎしりをしたり、普段も気づいたら「グギギギ」と歯を食いしばったりしている方はいませんか?
今回は、その原因と放置することで起こる危険性、そして対処法をご紹介していきます!

なぜ歯を食いしばってしまうの?

多くの場合、過度なストレスや緊張感から、歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方がいます。
こうした精神的な要因の場合は「クレンチング症候群」とも呼ばれており、寝ている時など無意識の時でも歯を食いしばってしまうため、癖になってしまうと朝起きると顎・頭が痛いなどの症状が出てきてしまいます。

また、歯並びが悪かったり、虫歯や歯の欠けにより噛み合わせが悪い場合も、こうした食いしばりの症状が出ることがあります。

歯を食いしばり続けるとどうなるの?

常習化してしまうと、歯の割れや欠け、歯の擦り減り、歯がグラグラするなど歯に大きなダメージを与えてしまいます。

その他にも、骨隆起(歯茎の周りや上顎の骨が盛り上がり、コブのように出っ張る症状)、歯髄炎(神経と血管が通っている歯の中心部の歯髄に炎症が起きてしまう症状)、顎関節症(あごの関節やあごを動かしている咀嚼筋の痛みや、口をうまく開けなくなるなどの症状)といった口の病気にも繋がってしまいます。

また、口への緊張感が持続するために、前述した頭痛や、首、肩こりなどの症状も見られます。

肩こりを気にする女性

日常生活での改善策は?

本来、上下の歯が1~2㎜程度すき間があいている状態が理想。そのため、日中はできるだけ意識して、口を閉じていても歯を噛まないようにしましょう。

また、マッサージやストレッチも効果的です。マッサージは、”エラ”の辺り(噛むと膨らむ部分)に咬筋があるので、左右のこの部分を人差し指でクルクルと円を描くように5〜10分ほどマッサージしましょう。これをこまめに行うことで、コリや痛みをほぐすことができます。

また、ストレッチは顎の筋肉をほぐして開きやすくするものです。まず、上を向きながら口をできるだけ大きく開けていき、人差し指と親指で左右から口を押さえ、次に顔を戻してゆっくり口を閉じます。これを3回、朝晩に行ってみてください。口を開いた時、手の指を縦にして3本入るのが正常な状態なので、3本入らない方は実践してみてください。

セルフケアで限界がある場合は……

こうしたホームケアでも改善が見られない場合や、すでに自分でかなりの痛みを自覚している場合は、歯科医院へ行き調節してもらいましょう。

診察してもらい、症状次第ではマウスピースの作成や、噛み合わせの調節など、専門的な治療が必要になります。当クリニックは審美歯科なので、噛み合わせの調整などは対応しておりません。他院にての調整をお勧めしております。

  • コラムに掲載されている施術などは、必ずしも当院でご提供してるサービスに限りませんので、ご了承ください。