• この銀歯、白い詰めもの(インレー)にできますか?
  • 差し歯を、きれいなクラウンにやり直したいのですが……

歯医者さんで、ご自身の希望を伝えるとき。あるいは、医師から治療法を説明されるとき。

「インレー」「クラウン」「差し歯」……これらの言葉の意味を、正確に理解できていますか?

専門用語が多くて違いがよくわからないまま、話が進んでしまう……。そんな経験から、この記事があなたのための審美歯科用語の翻訳機になります。

この記事では、東京・銀座の審美歯科として、特に美しさに関わる治療法や材質について、今さら聞けない基本的な言葉の意味を、誰にでもわかるように翻訳しながら解説します。

こんなお悩みありませんか?
  • 歯医者さんの説明が、専門用語ばかりでよくわからない
  • 差し歯、クラウン、インレー……何が違うの?
  • セラミックにも種類があるらしく、混乱している
  • 治療法の違いをちゃんと理解して、自分で納得して選びたい
  • 今さら、基本的なことを質問するのが恥ずかしい
この記事でわかること
  • 混同しがちな歯科用語の、わかりやすい意味と違い
  • 「詰めもの」と「被せもの」の目的と適応範囲
  • なぜ「セラミック」には、多くの種類があるのか
  • 審美歯科治療で後悔しないために、本当に大切なこと

この記事を書いた人

院長:中村 梢

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。一般開業医での勤務、2020年よりデンタルサロン・プレジール歯科医院長就任。

従来の歯科の考え方にはなかった「健全な歯を削らずに」得られる審美歯科がここにあります。当クリニックを訪れてくださった方に、笑顔に自信を持っていただくことを一番に考え、対応させていただいております。

テレビ番組で当院の施術ティーシーズが取り上げられました

基本のキ|治療は「詰めもの」「被せもの」「歯を補う」の3種類

歯科治療の専門用語を理解する最初のステップは、治療の「目的」で大きく3つに分類することです。

  1. 詰めもの(インレー):虫歯などで削った部分を「埋める」治療
  2. 被せもの(クラウン):大きく削った歯全体を「覆う」治療
  3. 歯を補う治療(補綴):失った歯を「補う」治療

このどれに当てはまるのかを意識するだけで、歯科医師の説明がぐっと理解しやすくなります。この記事では、特に審美歯科と関わりの深い「詰めもの」「被せもの」と、その「材質」に焦点を当てて解説します。

ちなみに、歯を失った場合に補う治療法としては、両隣の歯を削って橋をかける「ブリッジ」や、人工歯根を埋める「インプラント」などがありますが、これらは当院ではおこなっておりません。私たちは、ご自身の歯を最大限に残し、美しく見せることを専門としています。

【詰めもの編】インレーとは?保険の銀歯との違い

東京・銀座の審美歯科プレジールが提案する、歯を削らない解決策。後悔しないための選択。

インレーとは、虫歯治療などで削った範囲が比較的小さい場合に用いられる「詰めもの」のことです。歯の型を取り、模型上で製作した詰めものを接着剤で装着します。

保険診療では、いわゆる「銀歯」が主に使われますが、審美歯科では見た目が天然歯と見分けがつかないほど自然な「セラミックインレー」が主流です。

吉岡

銀歯はどうしても目立ってしまうのが気になります

中村

そうですよね。セラミックインレーなら、見た目の美しさはもちろん、金属アレルギーの心配がなく、汚れも付きにくいため虫歯の再発リスクを抑えられるというメリットもあります

セラミックインレーは、機能性と審美性を両立させた、精度の高い詰めものなのです。

ちなみに、削る範囲がさらに広範囲に及ぶ大きな詰めものを「アンレー」と呼ぶこともあります。インレー(詰めもの)と、次に解説するクラウン(被せもの)の中間的な位置づけ、と考えるとわかりやすいでしょう。

【被せもの編】クラウンと「差し歯」の本当の関係

東京銀座の審美歯科医が解説する被せもの(クラウン)と差し歯の定義と関係性

クラウンとは、虫歯が大きかったり、歯が欠けたりした場合に、歯全体を覆うように被せる「被せもの(冠)」のことです。

では、よく耳にする「差し歯」とは何が違うのでしょうか?実は「差し歯」はクラウンの一種で、特に歯の神経を抜いた後などに、歯の根に土台(コア)を差し込んでから被せるクラウンを指す俗称です。つまり、土台があるかないかの違いで、治療法としては同じ「クラウン(被せもの)」なのです。

吉岡

『差し歯』は、クラウンの一種だったんですね。ずっと違うものだと思っていました

中村

はい、そうなんです。専門用語と日常的に使われる言葉に少しズレがある良い例ですね。どちらも歯に『被せる』治療である点は同じです

古い差し歯の変色や、歯茎との境目の黒ずみにお悩みの場合、最新のオールセラミッククラウンにやり直すことで、見違えるほど自然で美しい口元を取り戻すことができます。

クラウンを被せる治療では、歯を全周にわたって削る必要があります。そのため、当院では審美目的だけで健康な歯を削ってクラウンを被せることは推奨していません。あくまで、既にある被せもののやりかえや、大きな虫歯治療でやむを得ず削る場合に、最も美しく体に優しい選択肢としてセラミッククラウンをご提案します。

【材質編】審美歯科の主役「セラミック」の3つの種類と特徴を比較

東京銀座の審美歯科が解説する炭酸水による酸蝕歯と歯の審美ケア

「白くてきれいな歯」を希望すると、必ずと言っていいほど「セラミック」という言葉が出てきます。しかし、このセラミックにもいくつかの種類があり、材質によって美しさ、耐久性、費用が大きく異なります。

1. ハイブリッドセラミック

セラミックの粒子と、レジン(歯科用プラスチック)を混ぜ合わせた素材です。オールセラミックより安価ですが、経年的に変色しやすく、ツヤも失われやすいというデメリットがあります。

2. オールセラミック

その名のとおり、セラミック(陶器)100%の素材です。天然の歯が持つ透明感や色調を最も忠実に再現でき、変色もありません。審美性を最も重視する前歯の治療に適しています。

3. ジルコニアセラミック

「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるジルコニアを内側フレームに用い、その表面にセラミックを焼き付けた素材です。オールセラミックの美しさと、金属のような強度を両立しており、強い力がかかる奥歯の治療にも安心して使用できます。

どのセラミックが最適かは、治療する歯の場所、噛み合わせの強さ、そして患者様が何を最も重視するか(美しさ、耐久性、費用)によって異なります。それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解した上で、ご自身に合った材質を選びましょう。

まとめ:用語の理解が、後悔しない審美歯科治療の第一歩

東京銀座の審美歯科で長年の歯並びの悩みを相談できる無料カウンセリング

専門用語の意味がわかると、歯科医師の説明が理解できるだけでなく、ご自身が治療法を選ぶ際の、確かな判断基準になります。

私たちが最も避けたいのは、患者様が「よくわからないまま」治療に同意し、あとから後悔してしまうことです。

なぜ、多くの選択肢があるのか。なぜ、歯科医師がその治療法をあなたに勧めるのか。

その理由がわかれば、あなたはもっと主体的に、そして安心して治療に臨むことができるはずです。私たちは、あなたが完全に納得できるまで、どんな些細な疑問にも、何度でも、丁寧にご説明することをお約束します。

まずは無料カウンセリングで、あなたの「わからない」を「わかった!」に変えることから、始めてみませんか?