- 銀歯を、白くて美しいセラミックの歯に変えたい!
- でも、費用も高いし、せっかく治療するなら絶対に失敗したくない……
- オールセラミックって、本当に一生ものなんでしょうか?
高額な自費治療だからこそ、その耐久性や寿命が気になるのは当然のことです。そのご期待とご不安に、東京・銀座の審美歯科として「ホンネ」でお答えします。
結論から言うと、オールセラミック治療を「一生もの」にすることは可能です。しかし、それにはいくつかの重要な条件があります。
この記事では、オールセラミック治療を本当に「一生もの」にするための4つの秘訣と、意外と知られていない寿命のホントの話を、専門家の視点から詳しく解説していきます。
- セラミックの歯の、本当の寿命が知りたい
- 高いお金を払って、失敗したり後悔したりしたくない
- セラミックが割れたり、変色したりしないか心配
- 治療後のケアや、長持ちさせる方法が知りたい
- 腕の良い、信頼できる歯医者さんで治療を受けたい
- なぜ「セラミック自体は一生もの」と言えるのか
- セラミック治療の寿命を縮めてしまう「4つの本当の原因」
- あなたのセラミックを「一生もの」にするための4つの秘訣
- 治療して終わりじゃない、歯科医院選びの重要なポイント
この記事を書いた人

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。一般開業医での勤務、2020年よりデンタルサロン・プレジール歯科医院長就任。
従来の歯科の考え方にはなかった「健全な歯を削らずに」得られる審美歯科がここにあります。当クリニックを訪れてくださった方に、笑顔に自信を持っていただくことを一番に考え、対応させていただいております。
テレビ番組で当院の施術ティーシーズが取り上げられました
【結論】オールセラミックは「材質」としては一生もの

「オールセラミックは、一生もちますか?」というご質問に、私たちはこうお答えしています。
「セラミックという材質そのものは、一生ものです。しかし、治療として一生もつかどうかは、あなたと私たち歯科医院の努力次第です」と。
高品質なセラミックは陶器の一種であり、お口の中という過酷な環境に何十年置かれても、変色や変質、劣化はほとんど起こしません。金属のように錆びることも、プラスチックのように水分を吸収して変色することもありません。
では、なぜ再治療が必要になることがあるのでしょうか。それは、物は劣化しなくても、それを取り巻くあなた自身の「お口の環境」が時間と共に変化してしまうからです。つまり、セラミック治療の寿命とは、材質の問題ではなく、お口のトラブルによって治療のやり直しが必要になることを指すのです。
要注意!セラミック治療の寿命を縮める「4つの本当の原因」

では、具体的にどんなお口の変化が、セラミック治療の寿命を縮めてしまうのでしょうか。主な原因は4つあります。
原因1:歯茎が下がり、根元との境目が見える
歯周病や加齢によって歯茎が痩せて下がると、被せ物と歯茎の間に、ご自身の歯の根元部分が見えてきてしまいます。セラミックはきれいなままなのに、境目のラインが目立つことで、見た目の美しさが損なわれてしまうのです。
原因2:歯の内部で虫歯が再発する(二次カリヱス)
これが、セラミックの再治療原因として最も多いケースの一つです。セラミックと歯の接着が不十分だったり、境目に汚れが溜まったりすると、そこから細菌が侵入し、被せ物の内部で虫歯が進行してしまいます。

見た目ではわからないうちに、中で虫歯が進行しているなんて怖いですね

はい。気づいたときには神経を抜く必要があるほど進行していることもあります。だからこそ、最初の治療精度と、その後のケアが非常に重要なのです
原因3:歯ぎしりや食いしばりによる過度な力
就寝中の無意識の歯ぎしりや食いしばりは、ご自身の体重以上のものすごい力が歯にかかります。いくら丈夫なセラミックでも、毎日そのような強い力がかかり続ければ、欠けたり割れたりするリスクが高まります。
原因4:噛み合わせ全体の変化
隣の歯が抜ける、ほかの歯がすり減るなど、お口全体の環境が変わると、噛み合わせのバランスが崩れます。その結果、特定のセラミックの歯に過度な力が集中するようになり、破損の原因となることがあります。
これらの原因は、どれか一つだけが起こるわけではありません。複数の要因が絡み合って、セラミック治療の寿命に影響を与えます。だからこそ、総合的な視点でのケアが不可欠なのです。

あなたのセラミックを「一生もの」にするための4つの秘訣

原因がわかれば、対策を立てることができます。セラミックを「一生もの」にするための秘訣は、この4つの原因を徹底的に防ぐことに尽きます。
秘訣1:精度の高い治療を受ける【大前提】
二次カリエスを防ぐためには、寸分の狂いもなく歯にフィットするセラミックを作製し、完璧に接着する、歯科医師と歯科技工士の高い技術力が不可欠です。これが、セラミック治療の成否を分ける最も重要な要素と言っても過言ではありません。
秘訣2:毎日のセルフケアを徹底する
歯周病や二次カリエスを防ぐ基本は、毎日の丁寧な歯磨きです。特に、セラミックと歯茎の境目は、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、徹底的にプラークを除去しましょう。
秘訣3:歯科医院での定期メンテナンスを欠かさない
最低でも3〜6か月に一度は歯科医院でプロによるクリーニング(PMTC)を受けましょう。セルフケアでは落としきれない汚れを除去すると同時に、噛み合わせの変化や、ご自身では気づけない初期のトラブルを早期に発見することができます。
秘訣4:ナイトガード(マウスピース)を使用する
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、就寝時に専用のマウスピースを装着することで、セラミックにかかる破壊的な力から歯を守ることができます。これは非常に効果的な予防策です。
「治療が終わったから、もう歯医者に行かなくていい」これが一番危険な考え方です。治療完了は、美しさを維持するための新しいスタート地点。私たち歯科医院を、髪や肌のメンテナンスに通うサロンのようにご活用ください。

最も重要!後悔しないための「審美歯科医院選び」3つのポイント

【alt:銀座で後悔しないセラミック治療を受けるための、信頼できる審美歯科医院選びのポイント】 セラミックを一生ものにするためには、どの歯科医院で治療を受けるかが決定的に重要です。価格の安さだけで選ぶと、数年後に後悔することになりかねません。
ポイント1:精密な治療を実現する設備と技術があるか
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)やCTなど、精密な診断・治療をおこなうための設備が整っているかは、重要な判断基準です。また、医師の症例実績も確認しましょう。
ポイント2:治療後のメンテナンス体制が充実しているか
「治療して終わり」ではなく、あなたの歯を生涯にわたってサポートしてくれる体制が整っているか。定期メンテナンスの重要性をきちんと説明してくれる歯科医院を選びましょう。
ポイント3:多様な選択肢を提案してくれるか
あなたの歯の状態や希望に対し、セラミッククラウン以外の選択肢も正直に提示してくれるかは、非常に重要なポイントです。例えば、健康な歯を美しくしたい場合、歯を削るセラミッククラウンではなく、歯を削らない「ティーシーズ」や「ラミネートベニア」のほうが適しているケースも多くあります。

一つの治療法を押し付けるのではなく、自分に合った方法を一緒に考えてくれる先生が理想ですね

そのとおりです。あなたの歯の未来を真剣に考える誠実さがあるかどうかが、信頼できる歯科医院を見極める鍵です
当院では、審美目的で健康な歯を削ることは推奨していません。銀歯のやりかえなど、歯を削る必要がある場合はオールセラミッククラウンを、健康な歯を美しくしたい場合は「ティーシーズ」を、と明確にご提案を分けています。

まとめ:治療して終わりではない。銀座で生涯のパートナーを見つけよう
セラミック治療の本当の価値は、入れた瞬間の美しさではなく、その美しさと健康を、10年後、20年後も維持できるかどうかで決まります。
そのためには、精度の高い治療と、治療後の徹底したメンテナンス、そして何より、あなたの歯の未来を一緒に考えてくれる歯科医院というパートナーの存在が不可欠です。
あなたは、ただセラミックを入れるだけの歯科医院を選びますか?それとも、あなたの口元の未来まで考え、生涯にわたってサポートしてくれるパートナーを選びますか?
私たちは、治療して終わり、ではありません。あなたの歯を「一生もの」にするためのメンテナンスまで、責任を持ってお付き合いさせていただきます。


