毎日のスキンケアで、肌質に合わせて洗顔ブラシや美容液を選ぶように、オーラルケアも「目的」に合わせてツールを選ぶ時代です。

なんとなく選んだ一本の歯ブラシが、知らず知らずのうちにあなたの歯や歯茎を傷つけ、美しさから遠ざけているとしたら……?

「磨く」という行為は、やり方次第で歯を輝かせることも、傷つけることもあります。

美しさを育むためのオーラルケアは、その入り口である「歯ブラシ選び」から始まっているのです。

この記事では東京・銀座の審美歯科「デンタルサロン・プレジール」が、ただ汚れを落とすだけでなくあなたの歯の「美を育む」ための、プロの視点からの歯ブラシ選びを詳しく解説します。

こんなお悩みありませんか?
  • 毎日きちんと歯磨きしているのに、歯茎から血が出ることがある
  • 歯ブラシの種類が多すぎて、どれが自分に合っているのかわからない
  • 歯の白さや輝きを、できるだけ長く維持したい
  • 自己流のケアから一歩進んだ、プロのツール選びを知りたい
この記事でわかること
  • あなたの口元の美しさを左右する、歯ブラシ選びの3つの新常識
  • 審美歯科の医師が、歯ブラシのどこに注目しているか
  • 自己流ケアの限界と、プロによる定期メンテナンスが不可欠な理由
  • あなたの魅力を最大限に引き出すための、銀座の審美歯科からの提案

この記事を書いた人

院長:中村 梢

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。一般開業医での勤務、2020年よりデンタルサロン・プレジール歯科医院長就任。

従来の歯科の考え方にはなかった「健全な歯を削らずに」得られる審美歯科がここにあります。当クリニックを訪れてくださった方に、笑顔に自信を持っていただくことを一番に考え、対応させていただいております。

テレビ番組で当院の施術ティーシーズが取り上げられました

新常識①:「ヘッドの大きさ」は、小さければ小さいほど良い

さまざまなサイズの歯ブラシ

まず最も重要なのが、歯ブラシのヘッド(ブラシ部分)のサイズです。迷ったら、ご自身が「小さい」と感じるサイズを選んでください。

これは、審美歯科における一つの鉄則です。

大きなヘッドは、一度に広範囲を磨けて効率的に思えるかもしれません。

しかしその大きさゆえに、歯が複雑に並んでいる前歯の裏側や最も虫歯になりやすい奥歯の奥の面など、一番磨かなければならない場所に毛先が届きにくいのです。

小さいヘッドなら、歯を一本一本意識しながら、あらゆる角度からアプローチできます。

お口が小さい方や歯並びが気になる方は、大人であっても「子ども用」の歯ブラシを使うのが非常に効果的です。

ヘッドの「厚み」にも注目してみてください。

ヘッド部分が薄い歯ブラシは、頬と奥歯の間の狭いスペースにも入り込みやすく、磨き残しを減らすことができます。

新常識②:「毛の硬さ」だけでなく「毛先の形」にこだわる

歯ブラシの毛先の形状

次に注目すべきは、ブラシの毛です。「硬さ」と「毛先の形」の2つの観点から選びましょう。

  • 毛の硬さ:「ふつう」が基本です。硬すぎるものは、歯の表面や歯茎を傷つけ「知覚過敏」や「歯茎下がり」の原因になりかねません。歯茎が腫れていたり、出血しやすかったりする方は、一時的に「やわらかめ」を使いましょう。
  • 毛先の形:美意識の高い方に特に注目していただきたいのが、毛先の形状です。毛先がスパッと切られた「ラウンド毛」に対し、先端に向かって細く加工された「テーパー毛(先細毛)」は、歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に優しく入り込み、汚れをかき出す能力に優れています。

ゴシゴシ擦るのではなく、一本一本の歯と歯茎の境目を、優しく丁寧になぞるように磨く。

その意識を持つと、選ぶべき歯ブラシも自ずと変わってくるはずです。

ホワイトニング後のデリケートな歯や、セラミックなどの補綴物をケアする場合は、特に歯の表面を傷つけにくい「やわらかめ」のテーパー毛がおすすめです。

新常識③:最も重要なのは「歯ブラシで落とせない汚れ」を知ること

東京・銀座の審美歯科で、プロによる専門的なクリーニング(PMTC)を受ける女性

最高の歯ブラシを選び、正しい方法で磨く。それは非常に重要ですが、残念ながら、それだけでは完璧なオーラルケアは実現できません。

吉岡

こんなに沢山の種類があると、結局どれが一番良いのか、わからなくなってしまいますね……

中村

まずは今日お話しした基本を押さえることが大切です。
そして、さらに重要なのは「どんなに高価で高性能な歯ブラシを使っても、セルフケアだけでは絶対に落とせない汚れがある」という事実を知っていただくことです

歯の表面に固着した「バイオフィルム(細菌の膜)」や、歯石、そしてコーヒーやワインによる頑固な着色汚れ(ステイン)。

これらは、日々の歯磨きでは除去できず、徐々に蓄積していきます。

この「セルフケアの限界」をリセットするために不可欠なのが、私たちプロによる定期的なクリーニング「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」なのです。

最高の歯ブラシによる日々のケアと、プロによる定期的なPMTC。

この両輪が揃って初めて、あなたの歯は、本当の意味で「美しく健康な状態」を維持できるのです。

まとめ:最高の歯ブラシ選びも、プロの視点があってこそ

東京・銀座の審美歯科で手に入れた、美しく健康な口元で自信を持って微笑む人物

今回は、あなたの歯の美しさを育むための、プロの視点からの歯ブラシ選びについて解説しました。

  • ヘッドは「小さく・薄く」:磨きにくい場所にこそ届くものを選ぶ
  • 毛は「ふつうの硬さ」で「先細(テーパー)毛」:歯と歯茎を傷つけず、優しく汚れをかき出す
  • 最も重要なこと:セルフケアには限界があり、プロによる定期的なPMTCが不可欠

あなたに本当に合った一本を選ぶことは、美しい口元への投資です。そして、その投資効果を最大化するのが、私たちの役目です。

  • 私の歯並びや歯茎の状態に合うのは、どんな歯ブラシ?
  • 今の自分のブラッシング方法は、本当に正しいの?

そんな疑問をお持ちでしたら、ぜひ次回のクリーニングの際に、お気軽にご質問ください。

東京・銀座のデンタルサロン・プレジールでは、お口の中を隅々まで綺麗にさせていただくと同時に、あなたの魅力を最大限に引き出すためのオーラルケアのトータルアドバイスをご提供いたします。