口元を完璧にケアするため、毎日の歯磨きに加えてマウスウォッシュ(洗口液)を習慣にしている。そんな美意識の高いあなたへ、ひとつ質問です。
「そのマウスウォッシュ、本当にあなたの美しさを高めていますか?」
良かれと思って使っているその製品が、実は舌の着色や口内環境の乱れを引き起こしているとしたら……。
この記事では、東京・銀座で数多くの口元を美しくしてきた審美歯科の専門家が「マウスウォッシュと舌の着色の意外な関係」について解説します。
さらに、あなたの美しさを引き出す正しいオーラルケア製品の選び方と使い方も詳しくご紹介します。
- マウスウォッシュを使い始めたら、舌が黒っぽくなった気がする
- 口臭ケアをしたいが、どの製品を選べばいいかわからない
- アルコール入りのものは刺激が強いが、効果も高いのだろうか?
- 自分のオーラルケアが正しいのか、一度プロに見てほしい
- 東京・銀座で、口元全体の相談ができる審美歯科を探している
- マウスウォッシュで舌が黒ずんでしまうメカニズム
- 審美歯科医が教える、あなたのためのマウスウォッシュの選び方
- 製品の効果を十分に引き出すための使い方
この記事を書いた人

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。一般開業医での勤務、2020年よりデンタルサロン・プレジール歯科医院長就任。
従来の歯科の考え方にはなかった「健全な歯を削らずに」得られる審美歯科がここにあります。当クリニックを訪れてくださった方に、笑顔に自信を持っていただくことを一番に考え、対応させていただいております。
テレビ番組で当院の施術ティーシーズが取り上げられました
なぜ?マウスウォッシュで舌が黒ずむことがある理由

マウスウォッシュは口内を爽快にして口臭を予防する便利なアイテムですが、製品の選び方や使い方を間違えると、かえって舌の黒ずみを引き起こすことがあります。
そのメカニズムは主に3つ考えられます。
1.口腔内細菌バランスの乱れ
殺菌力の強いマウスウォッシュを長期間使用すると、口臭の原因菌だけでなく、口内環境を正常に保つために必要な「常在菌」まで殺菌してしまいます。
その結果、特定の菌だけが異常に繁殖し、それらが黒い色素を作り出すことで、舌が黒ずんで見えることがあります。
2.成分による直接的な着色
一部のマウスウォッシュに含まれる成分(殺菌成分である塩化セチルピリジニウム(CPC)など)が、歯の表面や舌の汚れ(舌苔)に付着し、化学反応によって茶色や黒っぽい着色汚れ(ステイン)を生じさせることが報告されています。
3.ドライマウス(口腔乾燥)の助長
アルコール(エタノール)を多く含むタイプのマウスウォッシュは、口の中の水分を蒸発させ、乾燥を招きやすい傾向があります。
口が乾燥すると、汚れを洗い流す唾液の自浄作用が低下し、舌に汚れや色素が溜まりやすくなります。
舌が黒い原因は、「黒毛舌」の可能性も考えられます。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
美しさを追求するなら。審美歯科医が教えるマウスウォッシュの選び方

では、美しい口元を維持するためには、どのような製品を選べば良いのでしょうか。審美歯科のプロが注目するポイントは3つです。
Point1:「ノンアルコールタイプ」を選ぶ
ピリピリとした強い刺激が苦手な方はもちろん、口内の乾燥を防ぐことで唾液の働きを妨げないためにも、アルコールを含まない「ノンアルコール」や「低刺激」と表記された製品を選ぶことを基本にしましょう。
Point2:「着色しやすい成分」を避ける
舌や歯への着色が気になる方は、殺菌成分として「塩化セチルピリジニウム(CPC)」がメインで配合されている製品は避けたほうが賢明かもしれません。
代わりに、ほかの殺菌成分(IPMP、LSSなど)が配合された製品を選ぶと良いでしょう。
Point3:「保湿成分」配合のものを選ぶ
口内の潤いを保つことは、美しさの基本です。ヒアルロン酸や濃グリセリンなどの保湿成分が配合されている製品は、使用後の乾燥感を防ぎ、しっとりとした口内環境を維持するのに役立ちます。

成分まで見て選んだことはありませんでした。着色しやすい成分があるなんて驚きです

そうですね。製品の裏面にある成分表示を少し意識するだけで、リスクを避け、より効果的なケアができます。ぜひ試してみてください
効果を十分に引き出し、着色を防ぐ。プロが教える正しい使い方

どんなに良い製品を選んでも、使い方が間違っていては意味がありません。製品のポテンシャルを十分に引き出し、リスクを抑えるための正しい使い方をマスターしましょう。
- タイミング:もっとも効果的なのは歯磨きで汚れを落とした後です。製品によってはブラッシング前の使用を推奨するものもありますが、基本は仕上げに使うと良いでしょう。
- 使用後のうがい:使用後は水で口をゆすがないようにしましょう。有効成分が洗い流されてしまい、効果が半減してしまいます。使用後30分程度は飲食を控えるのが理想的です。
- 使用頻度:製品に記載された用法・用量を守りましょう。やりすぎは禁物です。1日1〜2回の使用で十分効果は得られます。
良かれと思ってやっている過剰なケアが、あなたの美しさを損ねている可能性もあるのです。
特に注意してほしいのが、マウスウォッシュだけでオーラルケアを済ませてしまうことです。ブラッシングで物理的に汚れを落とすことが、すべての基本となります。
セルフケアの限界を感じたら。プロに頼るべきサインとは

正しい製品を選び、正しい使い方を実践しても、改善しないお悩みはありませんか?以下のようなサインを感じたら、それはプロの介入が必要なタイミングかもしれません。
- 一度ついてしまった舌の着色が、セルフケアではどうしても落ちない
- 口臭が改善されず、原因が自分では特定できない
- 自分に本当に合ったオーラルケア製品が何なのか、専門家のアドバイスが欲しい
当院では、専門的なクリーニングで頑固な着色を除去したり、専用の機器で口臭の原因を科学的に分析したりと、セルフケアでは到達できないレベルの解決策をご提供します。
自己流ケアから、あなただけのオーダーメイドケアへ

市販されているオーラルケア製品は、あくまで万人向けに作られています。しかし、あなたの口内環境は、世界に一つしかありません。
あなたの口元の美しさを引き出すためには、プロによる診断のもと、あなただけの「オーダーメイドのケアプラン」を設計することが不可欠です。
「私のマウスウォッシュの選び方、合ってる?」「口臭の原因を、一度ちゃんと調べてほしい」そんな気軽なご相談から、あなたのオーラルビューティーは新たなステージへと進みます。
銀座プレジールの無料カウンセリングでは、無理な勧誘は一切おこないません。まずは、あなたの今の状態を知ることから始めてみませんか?