矮小歯とは
歯の大きさが通常の歯と比べて非常に小さい歯の事をいいます。歯冠が委縮した形をしていて円錐状、蕾状の形をしています。
好発部位
並び(アーチ全体)が小さい為にそう見えることも良くありますが、多くの場合は、歯並びの歯列の中にまざって1~2本現れることがあります。よく見られるのは、上顎側切歯です。あるいは第3大臼歯です。上下の乳歯の左右2番目も好発です。形状の特徴から「円錐歯」親知らずの矮小歯の事を蕾状歯」とよぶこともあります。
矯小歯の原因
歯が多数歯にわたり全体にみとめられる場合の原因は、下垂体性小人症やダウン症の場合が多いといわれています。また、顎が小さくみえることもあります。
根本的は原因が良く分かっていない、解明されていない部分もあり、食生活の一因も指摘されています。
矮小歯の好発部位が左右2番目、上下左右親知らず、乳歯左右2番目であることから、これらの歯がもともと退化傾向のある歯番であるため、矮小歯の出現頻度が高いと考えられています。また、この傾向のため、先天欠如として現れることもあります。
矯小歯の治療
これらの歯の場合、痛みなどを伴うことはないので、多くの場合、機能的、審美的に不満を感じなければそのまま過ごすことも可能で多くの人がそのまま成人しています。治療の多くはクラウンなどの補綴物(ほてつぶつ:かぶせ物のこと)による審美的なアプローチです。
矯小歯によるすきっ歯は矯正治療
矮小歯が原因ですきっ歯の場合は矯正をして隙間の改善を検討することもあります。歯の位置を正しい場所に動かしたあと、バランスをベストな状態にするために矯正とクラウンを組み合わせる事もあります。
クラウンの材質はその患者様の歯の色や形の希望に合わせてハイブリッドセラミック、セラミック、ジルコニア等があり、またその修復の大きさに合わせてラミネートベニアなのかクラウンなのかを選択します。切削量の検討もした上で削るのか、削らないのかが決まります。
少しの隙間はダイレクトボンディング
また、すき間がごくわずかな場合はコンポジットレジンでのダイレクトボンディングで済むこともあります。
当然、切削量が多ければ神経への刺激も増します。エナメルし質を失う事で虫歯のリスクも上がります。当サロンのティーシーズは歯を削る事なく貼っていくという治療法ですので、このリスクを最小限におさえて治療となります。
このため、状況に寄りますが、多くの患者様達は歯を削らず、ご自身の歯を傷つけずにティーシーズを貼ってお過ごしいただいていますので、矮小歯に限らず歯の隙間やバランス、矯正後のトータルバランスでお悩みの方は、当サロンにご相談ください。
体験型シミュレーションでご自分のご希望にあう歯の色や形を存分にご検討いただけます。
執筆責任者
院長 中村
日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。一般開業医での勤務、2020年よりデンタルサロン・プレジール歯科医院長就任。
従来の歯科の考え方にはなかった「健全な歯を削らずに」得られる審美歯科がここにあります。
当クリニックを訪れてくださった方に、笑顔に自信を持っていただくことを一番に考え、対応させていただいております。