コラム

Column

大人の歯科矯正のメリット・デメリット

2024.10.21

すきっ歯

ティーシーズ

出っ歯

今回は大人の矯正のメリット・デメリットについてお伝えします。

大人の矯正のメリット

矯正の最大のメリットは、歯並びがそろうことによって口元が美しく見えることです。それによって笑顔が増える、社交的になるという方も多いですね。
歯並びが良くなることに付随するメリットとしては、歯磨きがしやすくなり、プラークコントロールが良好になります。それにより、年齢と共に上昇する歯周病リスク、虫歯リスクが低減すると言われています。

大人の矯正のデメリット

骨格成長期にある小児の矯正よりも治療期間は短いですが、他の歯科治療が数週間か数か月なのに対して、年単位の長期間治療です。
症例にもよりますが、一般的に2年前後と言われています。その治療期間中は見た目があまり良くないです。歯に銀色のワイヤーが付いていたり、症例にもよりますが、抜歯したり。歯と歯の間を削ってすき間をあけたり(IPR)するのですきっ歯の状態にしてから治療をスタートする方も多いです。
このすきっ歯期間中にフロスやタフト等の補助清掃器具を使用してきちんと歯磨きをしないと虫歯ができやすくなったり、歯周炎をおこしたりします。矯正期間中はいつもよりしっかり歯磨きしましょう。

折角歯並びがそろっても、1本1本の歯の形がいびつな方は、口元のラインがそろわず、矯正終了後に当院でおこなっている「ティーシーズ」のような削らずに貼るベニア治療をしたり、歯を削って冠を被せたりしないと綺麗に見えません。
治療期間の長い矯正は「歯並びがそろって終了」ではありません。並びがそろった直後は歯を支えている骨が軟らかくなっていて、一番後戻りしやすい状態なので、骨が固まるまでの間にリテーナー(保定装置)をきちんと使用しないとせっかくそろった歯並びが、又ガタガタになってしまいます。一般的に2年かけて歯を移動させたら、2年間のリテーナー(保定装置)使用が必要だと言われています。
そして症例にもよりますが、「出っ歯」や「すきっ歯」の方は歯を抜いたり削ったりして矯正治療をするので、治療後に舌房(舌を置けるスペース、動かせる範囲)が狭くなるので、「サ行」「ラ行」が 一定期間発音しにくくなることがあります。
また、マウスピース矯正後にたまに起きる事ですが、噛み合わせが変わって噛みにくくなったり、歯の表面を少し削る噛み合わせ調整が必要になることもあります。
口元の見た目を美しくして、メリットも多い矯正治療ですが、症例にもより期間、金額、デメリットが異なるので、自分にはどんなデメリットがあるのかをカウンセリングでしっかり確認してから治療を行うことが一番重要です。当院で行っている「ティーシーズ」はご自身の健康な歯は一切削らずに人工の歯を貼って歯並びや歯の色を綺麗にしていく身体には優しい治療となっています。

  • コラムに掲載されている施術などは、必ずしも当院でご提供してるサービスに限りませんので、ご了承ください。