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ツボを押して、急な歯痛をグッと我慢!

2018.06.06

その他

「歯が痛いのに、仕事が抜けられなくて歯科医院に行けない!」というときや、「夜中に歯が痛み出して、朝まで耐えられるかわからない…」というとき、歯痛に効果的なツボを押すことで症状をやわらげることができます。
そこで今回は、指圧などの心得がなくても比較的簡単に押せる6つの歯痛に効くツボと、それぞれのツボに対応する歯の部位、押し方のコツについてご紹介します。

代表的な歯痛に効くツボ

歯がうずくときに押すと効果があるツボとして、手にある「合谷(ごうこく)」「歯痛点(しつうてん)」「商陽(しょうよう)」、足にある「内庭(ないてい)」、顔にある「下関(げかん)」「頬車(きょうしゃ)」があります。

・合谷(ごうこく)
合谷は、手の甲の親指と人差し指の付け根のあいだにあるツボで、歯がうずくときに最初に押すと効果的です。指の骨の分かれ目の部分を、ぐっと強く、長めに押しましょう。右手も左手も押してみて、より痛みを感じるほうをしばらく押し続けます。

・歯痛点(しつうてん)
歯痛点は、手のひらの薬指と中指付け根のあいだにあり、虫歯、歯周病の痛みに広く効くツボです。合谷を押しても痛みが治まらないときは、歯痛点を「痛い」と感じる程度まで強く押しましょう。

・商陽(しょうよう)
人差し指の爪の生え際の親指側にあり、胃腸の不調や肩こりに効くことで知られているツボです。歯痛の場合、おもに下の歯と歯茎の痛みに効果があります。両手の商陽を押してみて、痛みがあるほうの商陽を反対側の手の親指と人差し指で挟み、親指でゆっくりと強く押しましょう。痛みがひどいときは、爪を立てて押してください。

・内庭(ないてい)
足の第二指の付け根、第三指との分かれ目に位置する「内庭」は、上の歯と歯茎の痛みに効くといわれています。内庭を親指と人差し指で挟むようにし、上からしっかり刺激します。

・下関(げかん)
耳の穴から頬骨の方向に、指3~4本分離れたところにある骨のくぼみが下関です。人差し指の腹を使って、上に押し上げるような気持ちで強めに押しましょう。上下どちらの歯の痛みにも効果があります。

・頬車(きょうしゃ)
耳たぶの下から下顎のエラに向けて線を結んだとき、ちょうど真ん中あたりにあるくぼみが頬車で、上下の歯の痛みに効きます。下関と組み合わせて刺激するのがおすすめです。

ツボ押しはあくまで応急処置

「一刻も早くこの痛みを何とかしたい!」というとき、場所を問わず、特別な機械や技術がなくても実行できるツボ押しは、知っておくと役立つ歯痛の対処法です。
ただし、すべての人に必ず効果があるとは限りません。また、あくまで一時的な鎮痛であり、虫歯や歯周病の根本的な原因が取り除かれるわけではありませんので、必ず歯科医院で治療を受けるようにしましょう。


  • コラムに掲載されている施術などは、必ずしも当院でご提供してるサービスに限りませんので、ご了承ください。