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甘くておいしい「白砂糖」だけど、実は美容や体に悪影響あり?

2017.04.27

その他

「ちょっと疲れたな」というとき、甘い物がほしくなりませんか?

砂糖が入った甘いお菓子や飲み物を口にすると、疲れた体や心にゆっくりと沁み渡っていく気がしますよね。実際、甘味料が含まれたスポーツドリンクは、発熱で体力が消耗した時や、運動で疲労した体を回復させる効果があります。

しかし近年、「白砂糖」が肌や体に与える影響に注目し、過剰摂取に警鐘を鳴らす専門家が増えています。「虫歯になる」「太る」というイメージから砂糖を控えめにしていた人は多いと思いますが、とりすぎが「美容や体にも良くない」と聞けば、より気になるのではないでしょうか。

製糖に手間がかかる白砂糖は、黒砂糖や三温糖よりミネラルなどの栄養素が少なくなっています。また、砂糖などの糖質やでんぷんなどの炭水化物を体内でエネルギーに代謝するためには、ビタミンB1などが必要です。つまり、白砂糖のとりすぎが不調を招いてしまうのは、「代謝に栄養素を使うが、それに見合う栄養素を補給できていないから」といえるでしょう。

さらに、砂糖(糖分)のとりすぎが、肌のくすみや皮膚やコラーゲンを硬化する「糖化反応」を起こすことは知っておきたいところです。甘いスイーツばかり食べていると、朝晩のエイジングケアが無駄になってしまうかもしれません。

とはいえ、「白砂糖は害悪である」という極端な論調に振り回されることも問題です。日々の食べ物や飲み物に気を使いすぎて精神的な負担が増し、結果的に「窮屈な生活」を送ることになってしまいます。自分で「とりすぎているかも…」と感じたら、代替品として黒砂糖やはちみつを使うなど、少しずつ減らすようにしましょう。


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