こんにちは!デンタルサロン・プレジールの歯科医師、中村です。
今回は「神経がない歯が変色してしまう原因や、その白さを取り戻すための治療法」についてお話しします。
神経がない歯の変色は、内部の状態が変化することが原因ですが、それを改善するためには複数の治療法があり、それぞれに特徴やメリットがあります。
なお、当院で行っている「ティーシーズ」は、健康な歯を削らずに美しい見た目を実現できる治療法の1つです。
この記事では、神経がない歯を白くする治療法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
神経がない歯の変色にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください!
デンタルサロン・プレジールでは、削らない・歯に優しい治療を推奨しており、患者様の大切な歯をできるだけ長く健康に保てるようサポートしています。
お一人おひとりのお悩みに寄り添い、最適な解決方法をご提案いたします。
無料オンラインカウンセリングを実施中ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
\施策実績7600件以上/
神経がない歯が変色する理由

虫歯や外傷などで神経を抜いた歯は、時間がたつと茶色から黒色に変色することがあります。
これは、歯の内部の状態が変化するためです。
神経がある歯は血流により栄養を供給され健康な状態を保っていますが、神経を失うと血流が途絶え、細菌感染や内部の組織の変性が起こりやすくなります。
このため、歯の色がくすみ、変色が進行します。
さらに、神経を除去する際に、細い神経組織が完全に取り除かれずに残ることや、手術中に出血した血液が歯の内部にとどまることも変色の原因となり、血液中の鉄分が酸化し、黒っぽい変色を引き起こします。
神経がない歯がホワイトニングでは白くならない理由

神経がない歯は、通常のホワイトニングでは白くならないことが通常です。
その理由は、歯の変色の原因が「内部」にあるためです。
ホワイトニングには、歯科医院で受けるオフィスホワイトニングと、自宅でマウスピースと薬剤を使用して自分で行うホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングでは、歯の表面に薬剤を塗布し、特殊な光やレーザーを当てることで短時間で歯を白くします。
歯の外側を白くする効果が高いものの、変色が歯の内部にまで及んでいる場合、その効果は限定的です。
一方、ホームホワイトニングでは、専用のマウスピースと薬剤を用いて、ゆっくりと時間をかけて歯の内側まで作用させることが可能です。
このため、神経がない歯のように内部の変色が強いケースでは、ホームホワイトニングがより適しています。
しかし、神経がない歯を白くするには時間がかかるため、神経がない歯の変色を早く改善したい場合は、他の方法も検討した方がよいでしょう。
神経がない歯を白くする方法

神経がない歯を白くする方法は、下記のとおりです。
それぞれ、どのような原理で神経がない歯を白くするのか、メリット・デメリットと合わせて詳しく解説します。
ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチは、神経を失った歯の内側に専用のホワイトニング剤を入れて漂白する治療法です。
歯の内部にホワイトニング剤を注入し、定期的に薬剤を交換することで、少しずつ歯を白くしていきます。
メリット
ウォーキングブリーチのメリットは下記のとおりです。
デメリット
ウォーキングブリーチには下記のデメリットがあります。
セラミッククラウン
セラミッククラウンとは、歯全体を削り、セラミック(陶器)製の被せ物を装着する治療法です。
オールセラミッククラウンは特に見た目の美しさを追求したもので、自然な色合いと透明感が特徴です。
神経がないために変色した歯の上から被せるため、変色を隠して自然な白さを実現できます。
メリット
セラミッククラウンのメリットは下記のとおりです。
デメリット
一方、セラミッククラウンには下記のデメリットがあります。
セラミッククラウンは見た目の美しさを求める方に適していますが、噛み合わせや将来的なメンテナンスも踏まえて検討する必要があります。
また、そもそも歯の状態次第ではセラミッククラウンを行えません。
ホワイトコート
ホワイトコートは、「歯のマニキュア」とも呼ばれる治療法で、歯科専用の白いプラスチックを歯の表面に塗り、白く見せる方法です。
短時間で手軽に歯を明るくできるため、イベント前などに歯を一時的に白くしたい場合に受ける人もいます。
白いプラスチックを塗るため、神経がない歯の変色も隠すことができます。
メリット
ホワイトコートのメリットは下記のとおりです。
デメリット
一方、ホワイトコートには下記のデメリットがあります。
ホワイトコートは手軽であるものの持続期間が短いため、長期的に白い歯を維持したい場合には不向きです。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、その上に薄いセラミック製のシェルを貼り付ける治療法です。
変色したところを隠せるため、神経がない歯にも適用できます。
ただし、歯や歯根が折れるリスクがある場合にはクラウン治療が推奨されることもあります。
メリット
ラミネートベニアのメリットは下記のとおりです。
デメリット
一方、ラミネートベニアには下記のデメリットがあります。
ラミネートベニアは、ごく少量とはいえ歯を削るため、まったく削れない状態の歯には適用できません。
ラミネートベニアについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:ラミネートベニアは健康な歯を削る?メリット・デメリットとよくある質問
ティーシーズ
ティーシーズは、健康な歯を削ったり抜いたりせず、既存の歯の表面にオーダーメイドの人工歯を接着する治療法です。
歯を傷つけることなく美しい見た目を実現できるため、神経のない歯にも適しています。
メリット
ティーシーズのメリットは下記のとおりです。
効果を長く保つためには、歯科での定期的なチェックやメンテナンスが必要です。
定期的なチェックやメンテナンスはどの治療にもいえることのため、大きなデメリットとはいえないでしょう。
神経がない歯を白くしたい場合の現実的な選択肢として、ティーシーズをぜひ検討してください。
ティーシーズについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事をご確認ください。
関連記事:ティーシーズを詳しく紹介!メリットやよくある質問を徹底解説!
デンタルサロン・プレジールでは、ティーシーズ製作期間が通常2週間かかるところ、4日間で対応可能な「お急ぎプラン」もご用意しております。
遠方にお住まいの方も、旅行のついでに施術が受けられます。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
\施策実績7600件以上/
まとめ
神経がない歯を白くする治療法は複数あり、それぞれメリットとデメリットが異なります。
歯の状態や求める仕上がり、ライフスタイルなどに応じて選びましょう。
短期間で手軽に見た目を改善したい場合には「ホワイトコート」や「ティーシーズ」が適しており、特にティーシーズは歯を削る必要がなく、自然な仕上がりと美しさを長期間保てる点でおすすめです。
さらに、短期間で治療が完了するうえに保証も充実しているため、忙しい方や負担を抑えたい方に向いています。
虫歯や怪我などで歯の神経を失ったものの、これ以上歯にダメージはかけたくないけれど白い歯を取り戻したい方は、ティーシーズを行っているデンタルサロン・プレジールまでお気軽にご相談ください。
現在、無料オンラインカウンセリングを実施中です。
お一人おひとりのお悩みに寄り添い、最適な解決方法をご提案いたします。
\施策実績7600件以上/